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かながわボランティアセンター

セルフヘルプ・グループ活動

クリアリングハウスについて

「クリアリングハウス」って何?

さまざまな課題を抱えるセルフヘルプ・グループの活動を応援し、社会への啓発活動に取りくむ機関が「セルフヘルプ・クリアリングハウス」(「クリアリングハウス」とは、もともとは"手形交換所"、転じて"情報交換、出会いの場"の意味)です。クリアリングハウスは欧米諸国を中心に数多く運営されていますが、日本では「セルフヘルプ支援センター」等の名称で運営されています。また、かながわボランティアセンターのように公的な機関がクリアリングハウスの機能をもっているところもあります。

これまでに挙げたグループの課題の他、グループにつながる前の、孤独に悩みを抱えている人に目を向けると、既存のグループにあわない人や、難病患者など地域で仲間と出会いにくい人、身体的・精神的な問題で外に出にくい人などもいます。このような孤立している人をグループにつなげる、グループ同士の交流の機会をつくってそれぞれの知恵を共有する、一般市民・社会とグループをつなげる、支援機関同士をつなげていく・・・・個々の問題は、グループに、そして社会につながることで、みんなで取り組むべき問題として共有されます。

クリアリングハウスは、"つなぐ"ことで、埋没してしまいそうな問題をくみ上げ、社会に投げかけていくのです。これもクリアリングハウスの大きな役割と言えるでしょう。

誰もが問題に直面する「本人」となり得る中で

病気や障害、人間関係の悩み、生きづらさなど、誰もが人生の途上で問題に直面する「本人」となる可能性があります。そんな中、社会資源として大きな力と可能性を持つセルフヘルプ・グループに大きな期待が寄せられています。そして同時に、その活動を周りで支えることも、とても重要なことなのです。 もちろん、「支える」ということは、支援機関の取りくみに集約されるのではなく、一般市民、社会の理解に支えられているのです。

クリアリングハウスの活動

クリアリングハウスの活動は、規模や形態によってそれぞれですが、大体次のような活動をおこなっています。

■相談

グループ紹介・仲介/グループの立ち上げや運営についての相談など (医療的な相談やカウンセリングは行なわない)

■情報収集・提供

グループの広報誌の収集/セルフヘルプ活動に関する情報収集/グループ便覧の発行など

■学習・交流機会の提供

市民対象のイベント、専門職対象の講座/グループ対象の運営について学ぶ講座、グループ同士の交流会など

■調査・研究

グループ実態把握調査など

■社会への啓発と提言

上記活動を通して行なう。

■クリアリングハウス一覧

それぞれの名称をクリックするとホームページがご覧いただけます。