
セルフヘルプ・グループ活動
セルフヘルプ・グループとは
疾病や障害、依存症、精神障害、犯罪被害や遺族など、様々な生きづらさ、共通の問題を感じる方々が自主的につながり、共感の中で悩みを打ち明けたり、問題解決のために経験や情報を分かち合い、相談活動や社会に理解を広める活動を行うグループです。
セルフヘルプ・グループの活動
気持ちを分かち合うミーティングを中心に行うグループから、社会への啓発活動を積極的に行うグループもあります。
・・・たとえば、このような活動をしています。
■気持ちの分かち合い・交流
- 言いっぱなし、聞きっぱなし(話す人の言葉に耳を傾け、批判や説教をしない)のミーティング
- 親睦会 (バスハイクやクリスマス会、旅行などのレクリエーション・イベントなど)
■相談・情報提供
- 体験者の先輩("先行く仲間"や"ベテラン"という言い方をする人もいます)が、問題に直面して困っている人の相談にのったり、グループで蓄積している情報を提供する
- 親メンバーの集まりの中で、お互いに意見やアドバイスを出し合う など
■学習・研究
- 新たな情報収集や、自分たちが抱えている問題の解決に向けて、勉強会を開く
- 問題をはっきりさせたり解決に向けたヒントを得るための調査や研究 など
■広報・啓発活動
- 講演会の開催、パンフレット・広報誌の発行 など(社会に広く問題を理解してもらい、誤解や偏見・差別 を無くしたり、協力者の輪を広げるための活動)
■政策提言
- 要望書の提出や、行政機関の会議に参加して発言する など(当事者の視点を政策に活かすための政策提言の活動)
■ネットワーク形成
- 共通の問題のグループと手を携え、グループ同士の情報交換や問題解決に向けた活動に取りくむ など
これらの活動を、インターネットを積極的に活用して行なっているグループもあります。