地域に根付く、畜産×福祉で誕生の「みなせカレー」みんなの交流のきっかけに
(福)常成福祉会 ともしびショップみなせ(秦野市)
- 分野 地域 /
- エリア秦野市 /
- 推進主体 社会福祉法人・事業所 /
障害のある方の社会参加を後押し
「ともしびショップ」は本会が認定、運営支援等を行っているカフェや売店の呼称で、障害のある方が働くことを実感し、仲間や地域の方々とのふれあいの中で、自立と社会参加の実現を目指す場となっています。
2025年9月、秦野市戸川に「ともしびショップみなせ」(以下、ショップ)が新たにオープンしました。市内で身体障害のある方々への福祉サービスや、障害のある子どもの支援を行う(福)常成福祉会が運営しています。ショップは、障害福祉サービスの「就労継続支援B型事業所」としても運営され、障害のある方が自分らしく働くことを応援しています。
店員の小船さんは「料理をすることが好きで、調理が楽しくて、お客様に美味しいって喜んでもらえて嬉しい」と、得意なことを生かした仕事の充実感を話してくれます。
畜福連携の「みなせカレー」
ショップの看板メニューは、秦野産ブランド豚「門倉ポーク」を使用した「みなせカレー」。カレーは店内で調理し、その味は豚肉のうま味が深く溶け込んだ飽きの来ない仕上がりに。レトルトでの製造・販売も行っており、市内にある大手総合ディスカウントストアにも卸すなど販路を広げる工夫をしています。
市内唯一の養豚場で作られる「門倉ポーク」は、市のふるさと納税の返礼品になるほど地元に根付いており、地産地消の観点と畜産と福祉を掛け合わせた「畜福連携」を実現した点も特徴の一つです。

ゴロっと入った「門倉ポーク」

地域貢献への想いを話す門倉さん
門倉種豚場代表取締役の門倉幸治さんは、「音やにおいなど家畜の影響は少なからずあり、地域からの理解は欠かせないものです。ここの看板メニューに使いたい、という話が来たときに断る理由はありませんでした。地元で育てたものを、地元で使ってもらうことが一番嬉しいです。こうした取り組みを次の世代の子どもたちにも知ってもらいたい」と語ります。
地域に開き、まちづくりの拠点へ
ショップは、2025年5月に法人の施設整備の一環で、市内に点在していた相談支援事業所や通所事業、ヘルパー事業等を集約し整備された拠点「丹沢自律生活センターみなせ」に併設され、地域との懸け橋にもなっています。
法人理事長の伊藤さんは「ショップをきっかけに、地域の方々と一緒になって活動し、防災や自治会活動、お祭りの場所としての活用も考えています。交流を通じて、障害への理解をさらに広げ、まちづくりの拠点を目指していきたい」と想いを伝えてくださいました。
この場所を起点に、垣根を超えたさまざまな交流と活動が生まれていくことが期待されます。
