アートで誰もがココロはずむ
ココロはずむアート展
- 分野 地域 /
- エリア横浜市 /
- 推進主体 民間団体(NPO等) / 社会福祉法人・事業所 /
「ココロはずむアート展」では、横浜市青葉区・都筑区・緑区の福祉事業所に通う利用者が制作したアート作品を展示しています。15回目を迎える今年は、1月末から5月末まで開催され、多くの来場者で賑わいました。今回は、実行委員を務める(N)みどり福祉ホーム統括所長の荒木傑さんと、同展事務局の三田政明さんにお話を伺いました。

左から、荒木さん、三田さん、都筑区子育て支援センターの坂東さん
地区を越えたアート展
2011年、横浜でアート活動が盛んな事業所に依頼して展覧会がスタートし、2013年からは横浜市北部3区の事業所に参加を呼びかけて開催。今年は10の事業所から107人の利用者が作家として参加しました。アートに触れる時に感じる楽しさや心がはずむ気持ちが、名称の由来になっています。




都筑区子育て支援センターPopolaサテライトでの展示
作家を知って近づく想い
本展の魅力の一つには、作品を見るだけでなく、来場者が作家と出会って身近に感じてもらうことがあります。展示期間には、作品の誕生背景を事業所職員とともに作家自身が語るトークイベント「作家を語る・作家が語る」や、作家が講師となるワークショップ「まねっこアート」など、作家の想いや考えに触れる多彩なプログラムが開催されました。
荒木さんは「ここでは、障がいのある人とない人の立場が逆転することがあるんです。普段は障がいのある人として守られ支えられるはずの彼らが『とても敵わないやこりゃすげえ』という存在となることが多々あるのです。この構図を意図的に作ったわけではないのですが、実行委員会の中で徐々にフィーチャーしていこうとなっていきました」と語ります。
また、各作品の近くに添えられた「作家カード」には作家の名前や顔写真、趣味などが身近にいる事業所のスタッフによって書かれており、作り手の人柄が伝わることで、作品と来場者を自然につなぐ役割を果たしています。




作家の斉藤さん(左)と坂本さん(右)。2人の魅力は作家カードを通じて知ることができる
アートがつなぐ地域の出会い
今年で3回目の会場となる都筑区子育て支援センターPopolaサテライトでは、展示をきっかけにさまざまな人の交流が生まれています。職員の坂東美佳さんは「センターを利用される方と作家さんをつなぐきっかけになれたらと思い、作品を見ている方には作家さんや作品の魅力を積極的にお伝えしています。子育て世代にとどまらない地域の関わりが増えていくのは、私たちにとっても大きな励みです」と笑顔で話します。

作品や作家カードを見たり、絵を描いたりしながら、さまざまな人がフラットにつながれる場になっている
三田さんは「アートは、人と人をつなぐ架け橋になるんですよね。『この色いいね』『自分にも描けるかな』といった純粋な気持ちからつながりが生まれるこの空間自体が、すごく素敵だなと思います」と語ります。実行委員会では、障がいのある方が実行委員長を務めたり、作家自身が展示準備をしたりするなど、当事者主体の運営に向けたアイデアが話し合われているそうです。
ココロはずむアート展は障がいのある方の作品発表の場というだけでなく、地域のフラットなつながりを創り出しています。
ココロはずむアート展
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これまでの作品がたくさん紹介されています!ぜひご覧ください♪
